前回は僕のバンド憧れたきっかけ、トラフォについて書きましたが、今回は大学時代にコピーバンドしてた、incubusについて書こうと思います。
まず先に邦楽からいきなり洋楽、つまり洋ピンに目覚めたきっかけから話します。 僕はトラフォを聴いていましたが、やっぱり周りにもトラフォ仲間が欲しくて友達に勧めていたのです。
でも皆、性の開発に興味深々で毎日エロいことばっか考えてるくせに、音楽の開発には興味ナッシングでした。
校内放送と言えば、洋楽はオフスプ一択、邦楽はミスチルかバンプ、あとゲシュタルト崩壊して発狂するくらいにモンパチの「恋のうた」がエンドレスリピートされていました。
そういう環境が続くうちに僕は一種の中二病、
「みんなが聞いていない音楽を知ってる俺カッコイイ病」を患ったわけです。
「だんご三兄弟が一位を獲り続けるJPOPは終わってる、クソだ」みたいな嫉妬を吐きながら。 笑っちゃうね、今の桐井の方が格段にクソだろ。
それからは深夜にやっていた音楽番組、music.BBと○音デラックスを見漁るようになったんです。 incubusをはじめて知ったのはメガロのMVを○音で見たときで、当時アメリカがイラク戦争おっぱじめた頃。
その最中にこの内容はヤバい、こいつら最高だ。 と思ったんです。 若い頃って、とりあえず逆らうの好きじゃない? だから音楽もなんとなく、体制に逆らう音楽カッコイイって思ってたんです。 レイジとかマニックスとかね、日本にはそういう音楽あまりないように感じます。 メジャーどころだとタイマーズくらいだろうか?
きっかけはそんな感じで、CDを買い揃えていくうちにドンドンはまっていきました。 あとあと思ったのはメガロは反体制的っていうより、群衆の愚かさみたいなのを伝えたかったんだと思う。
MVの3分30秒あたりにレコード(情報)と石油(資源)を貪る市民が出てくるのが印象的。 メガロが収録されてるアルバムは「crow left of murder」っていうんだけど、メガロが一曲目で二曲目にアルバムタイトルのクロウが続く。 群れから飛び立った一羽のカラスって意味で、その流れからアルバムのテーマに移行している。 僕はそう感じてます。
僕はクロウ超好きなんです。 コピバンしたときは必ずやったし、フジロックではコーラス部分をみんなで叫んだし、曲構成がまた変わってるんだけどメロがキレイだから全然違和感を感じないんだよ。 イントロからそのままAメロ、サビ、Aメロ、サビ、Bメロ、Aメロ。 なんだこの構成(笑) 最後にサビじゃなくてAメロで終わる、しかも盛り上がって終わるってすごい!
しかもこのアルバムは一発録音で録ったっていう全曲一発録り音源だ。 もう僕の股間グショ濡れですよ。 ボーカルがイケメンなのが相まってもう大洪水ですよ。
レッドロックスのライブDVDのsick sad little worldとかソロ中にベースのケニーがドラムセット組みはじめて、ボーカルのブランドンが民族楽器叩き始めて、ドラムのセスと3人でドラムセッションやり始めるからね。 DJとのボイパスクラッチとか、バラードをツインベースでやってみたりとかもう色々書きたいことが山のようにある。 もう大好き! どれぐらい好きかって、フジロックにインキュバスが来日すると知って、武道館以来まったく日本に来てなくて、これを逃したら一生見れないと思って、退職願いを会社に出して仕事を辞めてまで行ったくらいだよ。 結局そのあとも来日して、無職のまま大阪に駆け付けたけど(笑)
インキュバスは一つの記事には収まらない。 もういっそアルバムごとに書きたいくらいだ。