2017/05/25

サイズ別、ジョイパネ防音室の提案(展開図付き)

 











 ジョイパネをベースに僕は防音室を作ったのですが、ジョイパネにした理由とか、利点、あとは実際の展開図とか交えて書いていこうと思います。

 まず、理由。 防音室作ろうと思った時に、僕は設計図を作るのが面倒だったのです。 色んな人のブログ漁ったりして、日夜どんな防音室を作ろうか調べていたのですが、僕には難しかった。 それに実際ホームセンターに行ったらわかると思うのですが、木材や石膏ボードって規格(サイズ)が決まってるんです。 1800mm x 900mmとか、1820mm x 910mm ですね。 カットしてもいいんですが、カットするにもお金かかるし、小さいサイズで買っても割高になるし。 じゃあ簡単に作れるキットはないのか?って考えてたらジョイパネがあった。 

 ジョイパネの利点は組み立てが簡単で、価格がそんなに高くないことです。 柱とか、床材に対してはビスで固定しますが、壁同士はボルトで留めれるようにもともと加工してあるし、専用のボルトナットのセットがあります。 ノコギリも使わないし、組み立てるときにうるさいのはインパクトドライバーでビス止めするときくらいなので、静かに組み立てれます。 価格は多分、コンパネ切ったりしてやるのと大差ないと思います。 そして組み立ててみてここが一番重要だと感じたのは、サイズが組み立てやすい規格(1800x600とか)になっていることです。 この幅300mmの差、メッチャでかい。 あのね、1820X910のコンパネを持ったことありますか? かなり重い。 石膏ボードだったらもっと大変。 さらに重いし、あれは簡単に壊れる。 ドアから入れるのも大変だったんです。 最初に貼った画像にある下地、赤松合板を部屋に入れるのにマジで腰が砕けるかと思った。 厚さが24mmあって重量がかなりあったせいもあるけれど、相当キツイです。 二人で防音室を作るならいいかもしれませんが、一人でやるならジョイパネはありがたいです。 密閉された箱型のベースを作れるのがありがたい。 どんな感じか伝わりにくいと思うので、実際の発注用紙と展開図のせて説明します。 ※画像は別窓の方が見やすいです。

 ①発注用紙その1

  親切に大体の作り方がちゃんと載ってます。 この商品はもともと屋外に小屋をDIYしよう! というコンセプトなので、室内で組み立てる防音室の場合は屋根に傾斜をつける必要がないし、窓もいらない。 画像にある妻壁や屋根パネルは使いません。

 ②発注用紙その2


 展開図が雑。 しかもこれちゃんと真四角に作れなかった。 柱になる角材が45mmあって、それ二本分で90mmほどサイズが大きくなる。 屋根の長さがね、足りなかったのよ。 アホか。 下にちゃんとした展開図を載せます。
 一階に作るなら赤松合板は必要ないです。 ただ地震とかで歪んだらヤダな、と思って買いました。 下地はビスで固定するので、ある程度厚さが必要です。 部屋の半分しこうとして買い足してますが、実際は2枚ちょっとあれば足ります。 2枚だと50mmくらい足りない。  


 実際こんな感じ。 真四角じゃなくて屋根の分ちょっとへこんでるのが伝わると思います。 じゃあ前側に使う柱の角材いらないじゃん。 そうです、ちゃんと機能してる
角材は2本しかありません。





 ③展開図
 という訳で要らない角材を省いたのがこちら。 床合板は若干足りないけど、ジョイパネで2畳サイズの防音室作るならこれくらいの価格。 ※ボルトと蝶番の値段入ってないことに気づいた。 +2000円くらいかな?




 
 実際2畳もサイズいらないって人の方が多いと思うので、 いくつか展開図と値段のシュミレーションしてみました。 オンラインショップあるので、こちらから発注できます。 ちなみに僕はジョイフルの回し者ではありません。


 提案①


 高さ1800、奥行1800、幅1200です。 実際ここから吸音材入れるとさらに狭くなります。 ノートパソコンと机、椅子を置いて、弾き語りもできるくらいの大きさになる。
 




 作曲したいならPCつなぎながらやりたいだろうし、ギター弾くならある程度の幅は必要。 身長高い人は厳しいけど、600x2400って規格の壁もあるので変更はきく。 もしくは600x1050を二枚で高さ2M確保する。
※部屋の高さ2400あるとこほとんどないと思うので、部屋の大きさや置く場所を考えてから着手しないと大変な目に遭う
 
 これで3万は結構安いと思うんですよね。 近くにジョイフルない人は送料とかもかかるんだろうけど、それでも安い。 この箱作ってからあとやることなんて換気と吸音材張るくらいしかないから、実際10万かからない。 ダンボッチはこれより狭くて8万とかするし、VERY-Qだってこれより狭くて(高さはある)20万以上する。 そう考えたら大分いいと思う。

 提案②
 ジョイパネじゃねぇじゃん。 いや、ボーカルブース作るならジョイパネいらんだろうと思った。 ジョイパネの規格だと逆に作りづらいよ。 ※図に間違いが… 一番下の角材4本です。





 高さ1845、幅900、奥行900になる。 枠を先に作ってからコンパネをビス止めしてくのかな? わからんけど。 ドアは蝶番でなんとかなる。 これでもダンボッチより広い。 その分、吸音材にお金をかければ性能面も超えれる。 余裕で超えれる、ぶっちぎりで。 
※別にダンボッチに恨みはない

 僕はボーカルブースって微妙だと思うんですよね。 狭いとやれることが限られるというか。 歌の練習したいだけならいいけど、RECもしたいってなればMTRの人はいいかもしれないが、DAW使ってるならモニターやオーディオインターフェース必要だし、アコギ録りたいってなったら確実に狭い。 ある程度、中に広さって必要だと思うんです。 けれど大きいものを一から組み上げてくのは大変なんですよ。 角材で枠作ればって考えるかもしれないけれど、ある程度太い角材じゃないと、湿気とかで簡単に反る。 いつの間にか曲がってたりする。 ジョイパネだとそのへんが既に組んであるから楽だと思うんです。 天井だけコンパネ重ねて作るなら、高さと幅は選べますからね。

 次回はタダで手に入る材料について書こうと思う。 実際、アイディアとして使えるものもあるし、使ってるものもある。 防音室仲間が増えたら嬉しい。